工事部 課長戸塚 和耶
前職も解体業で働いていましたが、自分の中で「もっと大きな現場に挑戦したい」「よりレベルアップしたい」という気持ちが大きくなり、転職を決断しました。本間解体工業は業界トップを本気で目指し、北海道内でも大きな現場を担っており、「ここならもっと学べる」「自分を成長させられる」と感じたことが、入社の一番の決め手です。
施工管理として、工事が予定通り進むよう調整する工程管理、危険箇所の確認と対策などを踏まえて安全に工事を行う安全管理、そして工事全体の予算管理を担当します。基本的に自分は重機に乗るのではなく、複数の協力会社さん、元請けさんと調整しながら、それぞれの作業がスムーズに進むよう現場を引っ張っていく仕事です。
一番は、天候や外的要因に左右される点です。たとえば石膏ボードなどは水濡れ厳禁なので、雨の日は搬出できません。また、強風の日はクレーンが使えず作業が止まってしまうこともあります。解体現場には多くの業者さんが関わるため、どこか1つの工程が遅れると全体に影響が出ます。悪天候などの状況下で、影響を小さく抑えるために先を読んで動くことが難しいと感じます。安全・工程・予算、この3つのどれかが欠けても現場は成り立たないので、常にバランスを考えて動くことが難しくもあり、やりがいでもあると感じています。
ある大規模な解体現場が特に印象に残っています。9階建ての建物を、地上から巨大な重機で壊していく現場で、まるで一軒家ほどのサイズの重機が組み上がった光景は圧巻。まさに男心をくすぐる現場というか、テンションが上がりましたね。北海道の中でも、超大型規模の重機を自社で所有しているのは本間解体くらいだと思います。
解体は、進捗が目に見えて分かる仕事です。上から階が1つなくなれば「今日はここまで進んだ」と実感できますし、工期が比較的短いので達成感も早く味わえます。また、高層の解体になると、安全対策やリスクの見極めなど、低層では経験できなかった視点が求められます。そのように現場ごとに違った学びがあり、自分の引き出しが増えていく実感がある。それが醍醐味ではないでしょうか。
社内は年齢が近い社員も多く、話しやすい雰囲気です。同じ現場で働くことはほとんどないので、困ったことがあれば、気軽に仲間や先輩に電話して相談しています。一方で、施工管理は主体的に動くことが求められる仕事のため、受け身の姿勢だと難しい場面はあるかもしれません。自分から動けば必ず誰かが教えてくれるし、サポートしてくれる社風だと感じています。
一級建築施工管理技士の資格取得が目標です。建物の構造理解が深まれば、安全や工程の判断もより正確になりますし、元請けさんからの信頼にもつながり、入れる現場の幅も広がります。また、これまで自分が学んできたことを周りに共有し、現場全体のレベルアップに貢献できる存在になりたいです。
簡単な仕事ではありませんが、その分得られるものが多い仕事です。自分で考え、工夫し、うまくいった時の達成感はとても大きいです。本間解体工業は実力をしっかり見てくれる会社ですし、未経験の方でも活躍できる環境があります。実際に現場職以外から転職した先輩社員も、施工管理として活躍していますよ。「成長したい」「新しいことに挑戦したい」そんな方には、きっと向いている会社だと思います。
1日の仕事の流れ
現場到着
本来は7時が目安です。状況によっては6時半頃に入ることも。まずは現場に異常がないかを確認します。
朝礼
各業者さんや社内メンバーと作業内容・危険箇所などの情報共有を行います。
現場巡回・書類作成
現場を回りながら、作業の進み具合や安全上問題がないかなどを確認し、指示を出します。突発的に必要があれば重機に乗ることもありますが、基本的にはありません。
昼休憩
現場に設置されている事務所で休憩をとります。
翌日以降の工程打合せ
現場では担当ごとに多くの業者が入っているため、工程をどの順で進めるかの調整が重要です。自分たちの進捗が全体工程に大きく影響するため、元請けとの打合せも密に行います。
現場内の整理整頓・トイレ清掃・現場巡回
多くの人が出入りする現場では、整理整頓が安全と効率に直結するため、見えない部分の管理も大切です。
進捗確認・打合せ
今日の実績が翌日の工程にどう影響するかを判断し、適宜段取りを調整します。
作業終了
作業員全員が無事に現場を離れたことを確認して、1日の業務を終えます。